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摂食障害とアルコールの関係性とは?

摂食障害とアルコールの関係性とは?

摂食障害の苦しさをごまかすためにお酒に依存してしまうことがあります。

摂食障害の苦しさや自分への嫌悪感から逃れるため、過剰にアルコールを摂取してしまい、摂食障害とアルコール依存症を同時に発症してしまう人がたくさんいます。摂食障害もアルコール依存症も「飲食に対するコントロールを失っている」と考えれば同じ状態。ストレスをうまく対処できない人が発症しやすく、心の問題が根本的な原因になっているので結びつきやすいのです。
同時に発症する経緯や危険性、経験者の体験談などをご紹介します。

摂食障害の人はアルコール依存になりやすい?

苦しさを紛らわすためアルコールが必須に

摂食障害のストレスをどうにかしようとお酒に手を伸ばしてしまうことが多く、アルコール依存症を発症しやすいです。お酒を飲むことで一時的に気持ちが落ち着いたり、頭がぼーっとして眠りやすくなったりする効果がありますが、酔いが覚めると反動で苦しさが増してしまうことも。その苦しさから逃れるためにまたお酒を飲み、最終的には常にお酒を飲んでいないと耐えられない状態になってしまうのです。日本精神神経学会総会が発表した研究では、20代女性のアルコール依存患者の70%以上が摂食障害を合併しているという結果が出ています。

周りへ迷惑をかけてしまう危険が

アルコール依存症になるとお酒を飲む量が自分でコントロールできず、常に泥酔状態になってしまうことがほとんどです。意識がもうろうとして記憶が曖昧になり、他人に攻撃的な態度をとるように。心の病を持っている人だと自殺願望が抑えきれなくなってしまうこともあります。自分では感情や行動を制御することができず、酔いが覚めるまで周りの人が対処できないほど暴れてしまうケースも。

恐ろしい禁断症状!命の危険も

依存症の場合、アルコールがきれると手足の震えや睡眠障害、鬱などの禁断症状があらわれます。お酒がないと不安になり、お酒が欲しくて仕方なくなってしまうのです。こうなると自分で治すのは困難なので、専門の病院で治療を受ける必要があるでしょう。アルコールの摂取は肝臓に大きな負担をかけるため、過剰摂取は命の危険につながります。抗うつ剤や睡眠導入薬も肝臓に負担をかけるため、使用している人はさらにリスクが増大。アルコール依存症の症状があらわれたときは、必ず医師に相談するようにしてください。

摂食障害のときにアルコール依存症になった人の体験談

もともと過食嘔吐の症状があったのですが、鬱に発展し不眠症になりました。そんなとき、お酒を飲むと酔っぱらって眠れることに気づいて毎日飲むようになったんです。はじめはアルコールに対して危険だという感覚はあまりなく、ただ眠るためだけに飲んでいました。

アルコールで酔っぱらうと過食嘔吐のつらさを忘れることができ、鬱が原因でうまく話すことができなくなっていた家族とも酔っているときだけは気軽に話せるようになります。一時的でも気が楽になる感覚を覚えるようになりました。ただ、気分が良いのは酔っぱらっているときだけで、お酒が抜ければ元通り。それどころか、反動でいつも以上に苦しくなっていました。

お酒を飲む頻度がだんだんと増えていき、いつの間にか酔いつぶれて眠ってしまうため睡眠時間が不規則に。早い時間に寝てしまい起きるのが夕方になると、夜になっても眠れない状態になりました。この不眠をどうにかしたいと思うようになり、アルコールだけでなく睡眠薬も利用するようになったんです。

睡眠薬とアルコールを同時に摂取していると、泥酔するようになり、おかしな行動をとるようになり始めました。何度もリストカットしたり、一度に大量の睡眠薬を服用したりして自殺未遂したり。わけもわからず泣き叫びながら周りの人に暴言を吐いて暴れまわったこともありました。そんな状態になると家族はどうすることもできず、私の酔いが覚めるまで暴言を聞き続けるしかなかったと言います。暴れ出したら必死でなだめて、一晩中つきっきりで様子を見てくれていました。1人にすると私が何をしだすかわからないので、少しも目が離せないように。家族に仕事を休ませてしまうことも多く、ものすごい迷惑をかけたと反省しています。悩みやすい姉は、私のせいで精神科に通うことになったほどです。家族のほうがおかしくなってしまうのではないか、という状況でした。

当の私は暴れている時の記憶が曖昧で、リストカットの傷があるのを見ては自己嫌悪におちいっていました。状態はどんどん悪化していき、ついに家族に危害を加えるようにまで発展。家族でも手に負えない状況になったので、精神科の隔離施設へ強制的に入院させられることになったんです。

アルコール依存症を引き起こすと、自分だけでなく周りに大きな負担をかけることを覚えておいてください。アルコールでは摂食障害や鬱は一切良くなりません。それどころか治さなければならない病気が1つ増えてしまうのです。鬱状態の人はアルコールの摂取で自殺願望が強くなるので本当に危険。酔っているときは良くても、酔いが覚めれば残るのは後悔だけです。アルコールの摂取には十分気をつけてください。



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