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摂食障害の回復期に起きる体の変化とは?

摂食障害の回復期に起きる体の変化とは?

食欲が出たり体重が増えたりと体が健康的になっていきます。

摂食障害(過食症過食嘔吐拒食症)の治療が始まると、徐々に体に変化が表れます。これを回復期と呼び、症状を改善するために大切な期間です。ここでは、過食症と拒食症の回復期に見られる変化について解説しています。最後には、回復期に心がけてほしい過ごし方をまとめました。摂食障害を克服するために必要な内容となっていますので、ぜひご一読ください。

過食症の回復期に見られる変化

  • 食欲が収まる

    過食症の治療を続けて回復期になると、異常な食欲が徐々に収まっていきます。理由は、食べたものを嘔吐しなくなったことで栄養が身体に吸収されるため、身体が「お腹いっぱい」とちゃんと反応するようになるからです。ただ、回復する前は過食をすることでストレスを発散していたはず。過食の回数が減ってくると、「食べられない」というストレスがどんどん大きくなるかもしれません。ストレスが溜まると、過食に戻ってしまいたくなるでしょう。しかしそれでよいのです。回復期は、食欲が収まったり過食をしたくなったりを繰り返すことで、少しずつ食欲が収まっていくのです。

  • 過食嘔吐が収まる

    過食嘔吐が収まるとともに、唾液腺炎も収まっていきます。唾液腺とは口の中にある唾液を分泌するための器官です。唾液腺炎は、過食嘔吐を繰り返すと胃酸で口が荒れ、唾液腺が腫れてしまう症状のこと。過食嘔吐が収まると共に腫れもひいてくるでしょう。
    また、嘔吐が収まるとこれまで失っていた水分が体内に溜まり、体がむくんでしまいます。肝臓の排尿機能が回復すればすぐに改善されるので問題ありません。
    いずれも体の仕組みを正常に戻すための自然な反応です。「良い方向に進んでいるんだ」と前向きに捉えましょう。

拒食症の回復期に見られる変化

  • 体の代謝が良くなる

    拒食症が回復していくと体に栄養が行き渡り、代謝が良くなるのが特徴です。特に食後は心拍数が上がり、汗をかきやすくなります。一時的に皮膚がポロポロむけたり、頭髪が抜けたりすることもあります。しかし、これは代謝機能が向上している証なので、心配する必要はありません。

  • 食べるとお腹がぽっこりする

    体が痩せていると腹筋が弱くなり、内臓が下がってしまいます。拒食症だった人が回復期に食事を摂ると、下がった胃や腸が前に出て下腹がぽっこりして見えるでしょう。最初の頃は、ぽっこり出ているお腹を見て嫌な気持ちになってしまうかもしれません。しかし体重が増加して筋肉がついてくれば、内臓が持ち上げられてお腹も引き締まります。ぽっこり感はいつか必ず無くなるので、気にしないようにしてください。

  • 過食気味になる

    回復期になると、1日に必要な摂取量を超えてしまう日もあるかもしれませんが、食事の楽しさを感じられるようになり、気持ちも前向きになってくる時期です。その一方で「太ることが怖い」という不安が襲ってくることがあるでしょう。そんな時は、食べる意味を改めて考えることが大切です。タンパク質を摂ることで筋肉がつき、下腹のぽっこりを解消できます。炭水化物を摂ることで、元気に過ごすためのエネルギーを生み出せるのです。バランスの良い食事を心がけ、栄養を摂取することに集中しましょう。

摂食障害の回復期の過ごし方

「早く運動して痩せたい」「食べ過ぎている気がする」「このままデブになってしまうんじゃないか」などと、回復期は不安になっている人が多いもの。ご飯がしっかり食べられるようになったり、嘔吐をしなくなったりしても、心のどこかで太ることへの怖さがあるはずです。

摂食障害の回復期に重要なことは自分の心の声よりも、体の声を優先すること。お腹が空いたらご飯を食べてください。心の不安は後回しです。心のバランスは不安定でも、体のバランスは確実に安定へと向かっています。1人で頑張ろうと気を張らずに、医師や周囲の人たちのサポートを受けながらゆっくり前進していきましょう。



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