身体に潜む原因を治す、栄養療法とは?

身体に潜む原因を治す、栄養療法とは?

回復の様子を数値で確かめられ、
誰もが納得できる治療法です。

分子整合栄養医学に基づく栄養療法(オーソモレキュラー療法)は、誰もが納得できる摂食障害の治療法です。
心の病気とだけ思われてきた過食症・過食嘔吐を、身体の病気と捉えてその原因を解き明かした栄養療法をご紹介します。

分子整合栄養医学が解き明かす過食行動のメカニズム

摂食障害は、過食と拒食というまったく両極端な摂食の異常がみられる病気ですが、どちらの症状も、生命維持の観点からは理解できない行動であり、進行すれば命に関わるという点が共通しています。

このため、「摂食障害は心の病」という捉え方をされてきました。

しかし、分子整合栄養医学に基づいた栄養療法(オーソモレキュラー療法)では、摂食障害を引き起こしている原因を血液検査によって見極め、それに対して栄養面からのアプローチをすることで、十分な成果を得ています。

ここでは、まずはじめに、分子整合栄養医学に基づいた、摂食障害を起こす身体のメカニズムについて、簡単に説明します。

栄養失調が引き起こす過食行動

現代の食事は、高カロリー低タンパクに偏っているだけでなく、精製した食品や加工食品・保存食品が多いためにビタミンやミネラルが不足しがちです。

このため、隠れ栄養失調状態を招いているのですが、これが一定レベルを超え、特に、亜鉛や鉄分、ビタミンB群などが不足すると、脳は飢餓状態だと認識し、食欲を亢進させ、過食へと走らせます。

さらに、タンパク質、ビタミンB群、鉄分などの不足は、代謝の低下を招くため、ダイエットにまつわる原因を心に抱えている患者さんにとっては悪循環となります。

低血糖が引き起こす過食行動

人は、糖分を摂取した後にはインスリンを分泌して血糖値を下げ、逆に、血糖値が下がるとアドレナリンやノルアドレナリンを分泌して血糖値を上げようとします。

通常は、これをバランス良く行なって、血糖値をほぼ一定に保ち、変化を緩やかに抑えています。

これは、脳が、基本的に血糖のみをエネルギー源としていながらそれを貯めておくことができないので、血糖値が一定に保たれていることが必要なためです。

ところが、ダイエットや胃腸の病気、他の病気の治療のために行なった断食などをきっかけとして、食後のインスリンの分泌が過剰になってしまうことがあります。

すると、血糖値が下がりすぎてしまうため、脳は危機的状況だと判断し、過食に走らせてしまうのです。

過食嘔吐を繰り返す人は、ふだん我慢している甘いものや、ごはん、パンを過食する傾向にありますが、これらの糖分を過食すると血糖値が急激に上がってしまうため、さらにインスリンが過剰に分泌されるようになり、悪循環に陥ります。

また、血糖値が下がっているときにはアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されるので、攻撃的になり、食べ始めたときには、一層、自分をコントロールできなくなってしまいます。

副作用もなく安全な栄養療法

分子整合栄養医学に基づいた栄養療法は、過食行動のメカニズムに沿って行われます。
まず細かい血液検査を行います。一般的な保険適用では最大22項目であるのに対し、この検査では、60項目以上の詳細な検査を行います。
摂食障害の患者さんの多くは、低血糖と栄養不良の両方が見られますが、低血糖の度合いと、どの栄養素が不足しているのかを見つけ出すことを目的として、このような細かい血液検査を行います。 その結果をもとに、正しい食事指導と栄養の補充などを行い低血糖と栄養欠損を治療することで、摂食障害を治療します。
不足している栄養素については、天然のサプリメントで補充します。薬ではなく独自のサプリメントを使用するため、安全性も高く副作用もありません。薬のような即効性はありませんが、あくまでも補充を目的としてゆっくりと体自身の回復を促すので根本的な治療に役立ちます。

およそ3ヶ月~半年くらいで改善することが多いようです。

栄養療法は、拒食症には必要不可欠な治療法

栄養療法は、神経性やせ症(拒食症)において必要不可欠な治療です。
栄養療法を実施する際に気を付けたい、リフィーディング症候群というものがあります。リフィーディング症候群は、代謝合併症の一つで、高度の低栄養状態にある患者への段階を考慮しない栄養補給によって発症する場合があります。ですが、急激な栄養過多状態によって引き起こされるリフィーディング症候群は、予防ができます。


リフィーディング症候群は、栄養が欠乏している状態に対して、栄養開始後から1~2週間までに発症しています。
栄養投与量が増えている間はしっかり状態の推移を見守る必要があり、リスクの高い患者には、初めのうちに投与するエネルギー量を制限して、必要となるミネラルやビタミンが投与されます。


具体的なエネルギー量は、その時点の体重や症状にを起算点としますが、目安として、1~2週間で0.5kgの体重増加を目指すものとなります。一概にこの通りではない場合もありますし、栄養療法で起こる身体の変化についてなども含め、詳細は治療を受ける予定のクリニックで確認してみてください。これまでの事例としては、経静脈栄養での発症が多いようです。これらはあくまでも治療する側の視点ですが、治療を受ける側としても、栄養療法の治療がどのようなものかを知りたいと考えるのが普通です。知っておいて損はないと思うので、紹介しました。


参考:みんなのメンタルヘルス(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_eat.html


参考:摂食障害情報ポータルサイト(摂食障害全国基幹センター)
http://www.edportal.jp/pro/treatment.html#a03


参考:栄養学から考える摂食障害(こころを育む栄養, 第21回学術集会 2015.9, 中西由季子, 人間総合科学大学)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhas/12/1/12_19/_pdf/-char/ja

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