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中学生の子どもが摂食障害になった場合

多感な思春期を迎える中学生。そんな中学生に摂食障害が疑われる場合の接し方とは?

摂食障害の疑いがある中学生との接し方

摂食障害の疑いがある中学生との接し方

早く気づいてあげることが何よりのカギです

多感な中学生時代。容姿を意識して、ダイエットをはじめる子も少なくないでしょう。しかし、気付けば厳しすぎる食事制限や激しい運動を繰り返し、体調に変化が起こっていることも。もしかするとそれは摂食障害の疑いがあるかもしれません。

もし気になったら、できるだけ早めに病院を受診しましょう。ダイエットがさらにエスカレートする前に、体重が限界まで減ってしまう前に、体重が増えることが恐怖に感じる前に。どんな病気や症状も早期発見・早期対応が大切です。

中学生の摂食障害の現状

少し古い情報ですが、2011年に発行された産経新聞にて「女子中学生の100人に2人は治療や指導が必要な摂食障害の疑いがある」と報じられました。摂食障害全体の有病数は年々増加傾向にあるため、現在はさらに増えていると考えられるでしょう。摂食障害は決して珍しいモノではなくなっているのです。

中学生が摂食障害を発症した場合の考えられるリスク

中学生から摂食障害を発症し栄養を取らなくなると、もちろん身体の成長に影響します。本来伸びるはずだった身長が伸びず低身長のままになったり、骨密度が低く骨折をしやくすくなったり、高校生になっても月経がこなかったり、と考えられるリスクは多岐にわたります。身体が弱ることで学生生活にも支障が現れ、不登校や引きこもりになる可能性もあります。

中学生の摂食障害で考えられるリスク

  • ・低身長
  • ・骨粗しょう症
  • ・病的骨折
  • ・無月経
  • ・不妊症のリスク
  • ・不登校
  • ・家族との不仲

摂食障害のサイン

摂食障害のサインにはいろいろあります。ご飯を減らすところから始まり、次第に食べることさえ減っていく。体重が増えることを極端に怖がる。カロリーを厳密に計算する。食べ物を捨てる。食事のあとトイレに立つ。体調が悪くても天気が悪くても運動をやめない。気分の浮き沈みが激しい。イライラしている…。などです。

主に「食事」「運動」「態度」の面で、明らかにいつもと違った様子が見られてきたら、摂食障害を疑ってもよいかもしれません。

もっと本格的に調べたい方は、病院でも使われている詳しいセルフチェックリストがあるので、こちらをご参考ください。

さりげなく病院の受診を

セルフチェックで摂食障害の疑いがあると分かったら、病院の受診を検討しましょう。まずはかかりつけ医への相談で良いと思います。実際に摂食障害だと診断されたら治療法や対応を考えればよいのです。もしかすると別の症状や病気が隠れている可能性もあるので、まずは受診し判断してもらうことが大切です。

しかし、摂食障害かもしれないからと病院に連れていかれることは本人にとって嫌なもの。本人は好きでダイエットをしているため、それを止められることは拒否したいはずです。病院を促す時は、体調が悪いのをよくするため、月経が来ない理由を知るため、と本人が相談しやすい理由にしましょう。そのほうが、好きなことを止められるではなく、本人も改善したいと思っていることに寄り添ってあげているので、病院への足運びも軽くなるはずです。

もし摂食障害だと分かった場合は、摂食障害の専門外来を設けている病院や、自助グループを検討してみましょう。本格的に発症すると完治するまでに10年かかる人も少なくないのが摂食障害です。できるだけ早めに専門的な知識を持っている医師に見てもらうことをおすすめします。

参考:摂食障害について | 摂食障害情報 ポータルサイト(一般の方)
http://www.edportal.jp/sp/about_03.html

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