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摂食障害の人との接し方を教えます

原因や症状をふまえて、摂食障害の方との接し方をまとめました。

摂食障害で悩んでいる人への対応

摂食障害の人との接し方

原因や症状から、一番合った接し方を考えるのが大切です

摂食障害の人の家族や友人が一番悩むのが「接し方」。人によってはどう接すればいいかわからなかったり、何を話せばいいか迷ってしまったりします。ここでは、そんな方のために家族や友人としての接し方や摂食障害について理解を深めるための情報を紹介しています。つらいということをわかってあげるだけでも悩んでいる方にとっては大きな支えになるので、まずは話を聞いてあげましょう。

本人が悩んでいるとき、周りの方に伝えたいこと

摂食障害の原因は幼少期の愛情不足だと言われていますが、全ての方があてはまるわけではありません。摂食障害の発症には周りとの人間関係が深くかかわっていますが、断定できる原因はわかっていないのです。身近に摂食障害の方がいても、原因が家族なのか恋人なのか、友人なのかは人によって違います。そのため、子どもや恋人が摂食障害になってしまっても「育て方が良くなかったかも」「あんなにうるさく言わなければよかった…」と自分を責めないようにしましょう。

後ろ向きな気持ちは本人にも伝わりやすいので、注意が必要です。原因が何であれ、拒食や過食などの症状を一番悩んでいるのは本人なので、食べることを話題として出すだけでもストレスになりかねません。摂食障害の方に接するときは食べることに触れず、話を聞いてあげることが大切。どうしてそう思ったのか、どうすれば安心できるかを知り、親身に話を聞いてつらさをわかってあげることが本人の支えになります。精神的にサポートし、不安にさせないように接してあげてください。

大切な人が摂食障害になったらどうするべきか

摂食障害についての理解を深める

悪化する危険性が高く、亡くなることもある

摂食障害は悪化する危険性が高く、年間で数人の患者さんが亡くなっている病気です。拒食症や過食嘔吐では栄養失調による身体的ダメージが大きく、貧血から脳萎縮や肝機能障害などいろいろな症状が出ます。特に、食べて吐きだすといった行為をともなう排出型拒食症と過食嘔吐では「再栄養症候群」での死亡率が非常に高めです。再栄養症候群とは、栄養不足の状態で高カロリーなものをとることで、代謝を促すリンが足りなくなり多臓器不全を起こすこと。それにより患者さんが亡くなってしまうこともあります。単に「食べさせれば治る」と考えず、摂食障害について理解したうえで治療を進めるのが大切です。

時間がかかるものの、完治できる病気

摂食障害は決して治らない病気ではありません。治療には個人差があり、病気の重症度や治療環境にも左右されますが完治する病気です。もちろん、精神的なアプローチに加えて栄養面でもサポートしないといけないことが多いため、以前の状態に戻るには長い時間がかかります。本人にとっても周りの方にとっても辛い時間でしょう。ただ、治療を続けていけば必ず完治できる病気です。患者さんは「もう治らないかもしれない」と自責の念に駆られている方も多く、前向きにとらえられないかもしれません。しかし、周りの方は「摂食障害は治る」という意思を持ち続けてください。周りも一緒に落ち込んでしまったり諦めてしまったりすると、本人はますます後ろ向きになっていきます。「絶対治る」と考えながら前向きに患者さんを支えてあげましょう。

抑えられない過食衝動は低血糖症の疑いも…?

中にはすでに治療を受けたけれど、改善が見られない…。と悩む方もいるでしょう。心理カウンセラーの元でワークショップを受けて、明るくなってコミュニケ―ションも増えたけれど、過食行動がなかなか収まらない。この時考えられるのが低血糖症です。

低血糖症とは、インスリン分泌の異常で血糖値が正常値に落ち着かず、脳が栄養が足りないと誤解し「食べる必要がある!」と判断してしまう症状のこと。脳からの命令なので、この時の過食衝動は強烈なもの。症状にあらがって過食を我慢するなんて、できなくて当たり前です。この血糖値の異常に気づけず、「我慢できない自分が悪いんだ…」とまた心理的にもダメージを受けてしまう悪循環が生まれてしまいます。
もし、心理療法を受けてもなかなか過食衝動に改善が見られない場合は、一度低血糖症を疑ってみてもよいかもしれません。

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