自分ではやめられない週末過食とは?

週末過食

週末だけの楽しみがいつのまにか異常な量に

金曜の夕方から日曜日までかけて行う過食は「週末過食」と呼ばれています。平日の仕事や学業から解放されて待ちに待った休日。ついつい飲み過ぎ、食べ過ぎてしまうという経験は誰でもあると思いますが、それが何週間も続いている場合は、週末過食かもしれません。

週末、家に引きこもってずっと食べ続けてしまっている。いまの状態が苦しい。けどやめられない。という方のために、なぜ週末過食がやめられないのか、理由や対策をまとめて紹介します。

週末過食とは?

週末過食とはその名の通り、週末になると過食をしてしまう行動のこと。 平日の食事量に異常はないにもかかわらず、金曜日の夜にコンビニで菓子パンやお菓子を数千円と大量に購入し、日曜日の夜までにすべて食べ終えるという人が一般的に多いようです。 時に、1か月で5kg以上太ったり、週末の食費だけで出費が数万円にのぼったりすることも…。

「食べることが幸せだからやっている」という人もいますが、多くの場合「本当はこんなことにお金を使いたくない」「日曜日になって食べ散らかした後を見ると自分が嫌になる」と、この症状に心から悩んでいます。

平日は通常通りの食事で問題ない分、過食症とは違うといった見方をされることもありますが、過食することで心と体のバランスを取っている点では過食症とさほど変わらないと言えるでしょう。

週末過食をしてしまう理由

仕事や日常生活に対するストレスが大きな要因として考えられています。

過食は満たされない心を埋めるために、必要のない量を食べてしまうことも。特に甘い食べもの(糖分)は、摂取することで幸せホルモンであるセロトニンが分泌されるため、ついつい依存してしまいます。過食する際に購入する食べ物は、大体が菓子パンやスナック、アイスクリームといった甘くて安くて量があるものになってしまうのです。

疲れた心の逃げ道が「食」になっているので、無理に禁止するのも心身によくありません。過食をムリにやめた結果、ひどいリバウンド現象に陥ったという声も多く見られます。

週末過食で悩む女性たちの体験談

2日で1.6kg増加…食べたいが止まらない

平日はまったく普通の食事をしていますが、週末になると食べたい気持ちを抑えられず、食べまくってしまいます。たった2日で1.6kgも増えてしまった時はかなりショックでした。平日は食事を抜くくらい節制しているのに、たった数日でいきなり増えるなんて…。食べてしまった後は怖くなって、下剤を乱用しています。なかったことになるわけではないと分かっているのですが、自分ではどうしようもない状態が続いているのです。週末が嫌で仕方がありません。

メロンパンを10個食べる時も

仕事の疲れをぶちまけるかのように、休日はメロンパンを買いだめして家にこもって食べています。椅子にも座らずベッドの上でパソコンをつけながら、菓子パンをあるだけ平らげる…。だらしないし、ベッドの上で食べるのは衛生上良くないとも分かっていますが止められません。

週末過食に今すぐできる対策

高級なもので満足感を得る

ファミリーパックのお菓子を買うよりも、高級スイーツ店のケーキを買いましょう。安くてたくさんあると、いくら食べても数があるからと食べすぎてしまいます。高級なものであれば、味も満足感があり、量に限りがあるので、もっと食べたい!もっと食べても大丈夫!という気持ちを抑えてくれます。

家に食べ物を置かない

すべては家に食べ物があるのが良くありません。週末だけ食べ過ぎてしまうのであれば、友人や家族と外食の約束を立てて、外に出るのが良いでしょう。外食だと人の目があるため、際限なく食べる行為はしづらいもの。この作戦で、週末の過食を抑えることが出来たという人もいます。

原因と向き合う

一番大切なのは過食の原因となっているストレスと向き合って解決することです。職場がストレスの原因となっているのであれば、転職を検討してみる。家事がストレスになっているなら家族に家のことを託してご褒美デーをつくる。こういった対策によって、過食が収まるという事例はたくさん見られています。一度自分が過食に至った原因を考えてみる時間を設けてみてはどうでしょうか。



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