摂食障害で生理不順になる?

摂食障害で生理不順になる?

体重の減少で、生殖機能の働きが止まってしまう可能性があります。

摂食障害(過食症過食嘔吐拒食症)の症状の一つに、生理不順や無月経があります。無理なダイエットやストレスなどが大きな原因。急激に体重が減少しまったり、栄養不足になったりすると体は「今は栄養を摂ることができないのだ」と認識します。そんな時に妊娠するのは体にとってリスクなので、ホルモンバランスをコントロールする視床下部や脳下垂にシグナルを送り、生殖機能の働きを止めてしまうのです。

摂食障害で生理が止まる原因

拒食症で生理が止まる原因

食べ物を食べないことにより、体の栄養やホルモンバランスが乱れて、生理が止まる可能性があります。拒食症はストレスやダイエットが影響して「食べられなくなる」という病気です。無理な食事制限や絶食を続けた結果、自分の気持ちとは関係なく、体が食べ物を受けつけなくなります。体重はみるみる減っていき、見た目は不自然なほどやせ細ってしまうのが特徴です。十分に栄養を摂取できていない状態が続いてしまっているため、ホルモンバランスが乱れてしまいます。そのため、生理不順になったり、無月経になったりする恐れがあるのです。

過食症(過食嘔吐)で生理が止まる原因

過食により、ホルモンバランスが乱れてしまうためです。過食症は過剰な食事量を摂ってしまうという摂食障害のひとつです。明らかに一人分を超えた食事量を摂取するので、本来なら太るはず。しかし過食行動をしたあと、食べすぎによる罪悪感や体重が増えてしまうという恐怖心によって、自分で意図的に嘔吐をしてしまうのです。この行動を過食嘔吐と言います。過食嘔吐をくり返すことで、体に大きなストレスがかかりますし、体重もどんどん減少。ホルモン分泌を整える脳の中枢がうまく働かなくなり生理が止まってしまうのです。

生理が来ないとどうなるの?

赤ちゃんを産めなくなる可能性も

摂食障害が原因で生理がこなくなり、産婦人科で診察を受けたら不妊症になっていたということもあります。もし赤ちゃんが欲しいと思っても、なかなか妊娠できずそのまま閉経してしまう場合もあるのです。「今すぐ妊娠したいとは思わない」「月経がこないと生理痛がないから楽」なんて考えることもあるでしょう。けれども、将来赤ちゃんが欲しい人は、生理が止まることの危険を知っていてください。生理がこない状態(無月経)が続いている人は、産婦人科で診察を受けるようにしましょう。

子宮体がんのリスク

女性ホルモンのバランスが悪くなり、生理がこなくなると子宮体がんになる可能性があります。月経は必要のなくなった細胞を経血といっしょに排出する役割があります。もし月経がなくなってしまうと、本来体の外に排出されるはずの細胞もがどんどん増えて、がんになる可能性が高くなるのです。

子宮体がんは通常40代の後半から増加し、50代60代になるとピークになります。また、妊娠や出産の経験がない人も発症しやすいそうです。

子宮体がんは、約90%が不正出血で見つかることが多い症状。「生理がこない」「不正出血があった」という場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。

骨粗しょう症

生理がこないと、骨密度が減少して骨粗しょう症になるリスクが高まります。女性ホルモンのエストロゲンは、骨の新陳代謝のバランスをとる働きがあります。古くなった骨をを新しく作り直すには、エストロゲンが正しく働いていないといけないのですが、生理が止まるとエストロゲンが減少します。その結果、新陳代謝のバランスが崩れて古い骨を壊すスピードが上昇。新しい骨を作ろうとしても、骨形成が追いつけなくなるのです。

一般的に閉経がはじまる40~50代ごろからエストロゲンは減少していきます。しかし最近は無月経の若い女性が数多く存在しており、若年層の骨粗しょう症患者も増えてきました。骨粗しょう症になると骨が体を支え切れず、歩けなくなったり寝たきりになったりします。

生理不順にならないために

女性の身体はとてもデリケートです。普段の生活の中で感じてしまうちょっとしたストレスでも、毎月の生理が遅れてしまったり、生理の期間が普段よりも異常に長引いてしまったり、生理不順を引き起こしてしまいます。

生理不順の主な原因は、無理なダイエットやストレス、環境の変化など様々なものがあります。正常に毎月月経が来ている人でも、短期的に生理不順になってしまうケースも少なくありません。摂食障害になると、この生理不順になってしまう原因を抱え込んでしまっている状態になります。

食事を摂りたくても摂ることができなくなってしまう拒食症や、必要以上に食べてしまう過食症は、どちらも体に過度なストレスを常に与えてしまう状態になり、ホルモンバランスも乱れて生理不順を引き起こしてしまいます。

生理不順にならないためには、摂食障害を治すことがとても重要です。摂食障害になってしまう要因としては、社会的要因や心理的要因、家族環境や遺伝的要因など様々なものがありますが、規則的な食事を心がけ、正常な空腹感と満腹感を取り戻し、少しずつでも心身の状態を取り戻しましょう。そうすると、身体の栄養状態やホルモンバランスも良くなっていき、摂食障害を克服する事で生理不順の原因も一緒に取り除くことができます。

また、摂食障害に苦しんでいる方の悩みやストレスを受け止めてくれる、信頼できる相談者や治療者の存在はとても大切です。周りのサポートも受けながら、健康な状態に身体を近づけていき、生理不順を引き起こすことのないように摂食障害を治していきましょう。

生理が止まった人へ

摂食障害によって生理が止まってしまった人は、将来のためにも産婦人科で治療を受けるようにしましょう。生理がこないということは、不妊やその他の病気を引き起こすリスクがあります。摂食障害を克服して栄養をきちんと摂取できるようになれば、ホルモンバランスが整い無月経が改善される可能性はあります。

摂食障害はひとりで治療するのはとても大変です。医師や周囲のサポートを受けて、少しずつ食事を摂ったり、吐かないようにしたりといった根本的な摂食障害の治療を受けましょう。決して焦らなくて大丈夫。ゆっくりと治療をして、コツコツと体を健康にすることが大切です。



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