摂食障害治療・病院 TOP > 正しく知って治そう!摂食障害の基礎知識 > フードポルノや飯テロ画像が摂食障害を招く?

食欲を煽るフードポルノ飯テロにご用心!

フードポルノ

フードポルノや飯テロ、どちらもSNSが身近になってからよく聞くようになった言葉ですね。フードポルノとは、料理だけ撮影した写真をフェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどのSNSへ投稿する行為のことです。

食べ物の画像を見て食欲が刺激されて無性に食べたくなり、その欲望を満たすために実際に食べる!人の欲求に働きかけるところを、もともとのポルノグラフィという言葉になぞらえてフードポルノと呼ばれています。

フードポルノのデメリット面が摂食障害につながる?

フードポルノには、摂食障害の引き金になるかもしれないデメリットがいくつかあります。

例えば、夜中に美味しそうなラーメンの写真を見て、無性にラーメンを食べたくなったことはありませんか?そこで実際にラーメンを食べるか否かは人によりますが、あえて夜中に美味しそうな料理の写真を投稿することは「飯テロ」と呼ばれ、食欲を刺激する行為です。

さらに、写真を撮るために食事の回数が増えたり、料理に手をつけずに帰ってしまったりする人も。食べる以外の目的で食べ物に向き合う行為が習慣化すると、摂食障害に繋がる可能性があるのです。

写真撮影を禁止している飲食店もある

美味しそうな料理や盛りつけがキレイな料理を見た時、思わず写真に収めたくなることがありますよね。しかし写真を撮るのに夢中になっていると、せっかくの美味しい料理が冷めてしまいます。

お店側としては料理が一番美味しい時に食べてもらいたいですし、騒いだりシャッター音を響かせたりすると、周りを不快にさせてしまうこともあります。

そういった理由から、マナー違反として店内での撮影を禁止にしている飲食店も少なくありません。

フードポルノをしてしまう心理とは?

そもそも、どうして人はフードポルノを撮ってしまうのでしょうか? それは、写真をアップすることでたくさんの「いいね」をしてもらえたり、何らかの形でポジティブな反応がもらえるからです。料理を美味しそうに撮るほどより多くの反応がもらえるので、フードポルノはどんどんエスカレートしてしまいます。

また、SNSに投稿された食べ物の写真を見て食欲を刺激され、つい食べてしまったという人もフードポルノをする傾向にあります。「ダイエット中なのに食欲に負けて美味しいものを食べてしまった」という罪悪感を和らげるために、食べ物の写真を投稿したり、他の人に共有したりしてしまうのです。中にはフードポルノに影響され、食べすぎて太ってしまう人も。ダイエット中の人にとっては恐ろしいことです。 もしフードポルノで食欲が刺激されてしまったら、食べ物以外の写真を見てクールダウンをしましょう。

フードポルノのメリットとは?

フードポルノにあるのはデメリットばかりではありません。SNSで美味しそうな写真を見かけたら、その料理や食べ物を食べに行ってみよう、買ってみようと思うことがありますよね。同じようにSNSで拡散されれば良い宣伝になるので、店内での写真撮影を歓迎しているところもあります。

他にも、食事の直前に写真を撮ることで、料理を美味しく感じるという研究成果も発表されています。インスタグラムに投稿されている他人が撮影した食べ物の写真を見てから、実際に画像と同じ物を口にした場合、画像を見なかった人よりも美味しいと感じるようです。

フードポルノや飯テロ画像を見るのもほどほどに

毎日フードポルノをしたり、飯テロ画像を見たりしていると、度が過ぎて異常なほど食べ物に関心を持ってしまうことがあります。このような状態になると、常に食べ物のことを考えてしまい、最終的に摂食障害になってしまう可能性も否定できません。 食事は生きていく上で必要なことです。美味しそうな料理を写真に撮ったり、美味しいものを食べるために写真を探したり人と共有することは楽しいもの。節度を持って行えば危険はありませんのでほどほどに楽しみましょう。



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