摂食障害と仕事の付き合い方とは?

摂食障害でも仕事は可能です
一人では立てないくらいに衰弱している状態だと、厳しい可能性もありますが、摂食障害だからと言って仕事ができなくなるわけではありません。食行動に異常がみられる以外は普通に生活できる場合が多いためです。ただ、病気を抱えながら仕事をするのはつらいもの。見た目や症状を人目に見せない分、辛さが周りには伝わらず苦しい思いをしている人も多いでしょう。ここでは、仕事とどのように付き合っていくべきか、また摂食障害の人が働きやすい業種についてまとめています。
摂食障害になったときの仕事との付き合い方
一番大切なのは無理をしないことです。摂食障害の人でよく聞く意見が「無駄に食べているんだから、せめて自分の過食代くらいは稼がないと…」という声。自立に向かう立派な心掛けですし、実際に働き始めることはもちろん良いと思います。ただし、気を付けてほしいのが、仕事のストレスをきっかけに症状が悪化してしまうこと。仕事はつらいことが9割です。上司や同僚との付き合い、お客さんの対応、残業など精神的な負担がかかる機会は常にあるでしょう。特に摂食障害になりやすい人は、まじめでいい子がかかりやすいため、仕事もフルパワーで頑張ってストレスを抱えやすい傾向にあります。結果、過食衝動が加速し、過食代がかさんでしまうということも。過食が増えた傾向が見られたら、早く寝る・体を動かすなど、ストレスを軽減する工夫をとりましょう。
摂食障害を抱えながら働く人の体験談
自助グループの助けを借りながら自立へ
「できる女性は痩せている」というイメージからダイエットを始めたのが、摂食障害になるきっかけでした。最初はカロリー計算やおやつを抜く程度から、キュウリと水だけの生活に。34kgまで体重が落ちたこともあります。専門学校に通うために一人暮らしを始めたことがきっかけで過食になりました。たった数ヶ月で10kg近く体重が増えて、急な体重増加に心臓がついてこれず緊急入院も経験。専門学校も辞めて、どこにも居場所がないと感じていたところに、地域の自助グループを進められて参加。名刺の渡し方や社会での常識を学びつつ、内職で小銭稼ぎもできるように。徐々に回復し息、28歳で初のフルタイムの仕事に就きました。
完全に過食症の症状が落ち着いたわけではありませんが、仕事への大きな影響にはなっていません。ただ食べているだけの生活を送っていたときは、「自分はここにいていいのだろうか」「仕事をしなきゃ」と焦りでいっぱいでしたが、自助グループのスタッフや他の参加者の方に助けてもらいながら、自立できたと思います。










